2026/7/6

【社長のAI活用術】ITが苦手な経営者ほど、実はAI(Gemini)を壁打ち相手に使うべき理由

Writer

やまうち しょうご

株式会社デジタルフォワード代表取締役/DXコンサルタント。旅行代理店からIT業界へ転身。Booking.com(外資IT)、アクセンチュア(外資コンサル)、CYDAS(日系IT)、フリーランスPMでの実務経験を経て株式会社デジタルフォワードを設立。業務改善・ツール導入・自動化支援を展開。伴走型コンサルとして中小企業を支援。英日バイリンガルでの対応も可能で、研修講師や戦略立案支援も行う。沖縄県在住。

こんにちは。デジタルフォワードの山内です。

「自社の強みや情報発信したいのに、日々の業務に追われて手が回らない」

ネットショップや自社ブログを運営している中小企業の経営者の方から、そんなご相談をいただくことが増えています。


実は、今あなたが読んでいるこの記事、15分前にはこの世に影も形もありませんでした。

「経営者に刺さる記事の切り口ってなんだろう?」という私自身のリアルな悩みをAI(Gemini)に投げ、壁打ち(相談)を重ねた結果、「あ、この壁打ちのプロセス自体を記事にすれば一番面白いじゃん!」となり、そのままこの記事が出力されています。

今回は、AIを優秀な企画マーケターとして使いこなす、リアルな舞台裏をお話しします。

1. ITアレルギーの経営者ほど、AIを「壁打ち相手」にするべき

中小企業の経営者がAIを活用する上で、最も費用対効果が高い使い方。

それは、あなたの頭の中にあるモヤモヤをそのままぶつける「壁打ち相手(相談役)」として使うことです。

経営者の仕事は、毎日が意思決定の連続です。

「新しいサービスの価格設定、どうしようか」
「今度の採用面接で、どんな質問をすれば自社に合う人材が見抜けるだろう」
「次のブログのネタ、何を書けばいいか思いつかない」

こうした、正解のない問いに対して、孤独に頭を抱えている時間が一番多いのではないでしょうか。

隣にいる優秀な部下に「ちょっと相談に乗ってほしいんだけど」と話しかけるように、あなたの言葉でそのまま文字を打ち込むだけです。

まずは「今、〇〇に悩んでいる」という、散らかったままの本音をぶつけてみてください。

2. なぜ、頭の中の「散らかった言葉」のままでいいのか?

経営者の皆さんは、誰よりも自社のノウハウやビジネスへの熱い想いを持っています。

ただ、それを綺麗に言語化して、まとまった文章にする時間がないだけ。

だったら、綺麗にまとめる作業はすべてAIに丸投げしてしまいましょう。

AIの本当の強みは、人間が話す「散らかったデータ」の中から、本質を見抜いて整理整頓することです。

  • 今、こういうことで悩んでいる

  • こういうサービスを考えているけれど、ターゲット層に響くか不安

  • 箇条書きで思いつくキーワードだけ並べてみた


こんな感じで、あなたの頭の中にあるモヤモヤをそのまま打ち込んでみてください。

AIは文脈を瞬時に読み取り、経営課題をクリアにするための論点を引き出してくれます。

まずは友達に送るチャットのような気軽さで、あなたの言葉をそのままぶつけるのが、AIを味方につける最大のコツです。

3. 【実況】この記事の企画を、AIと15分で形にしたステップ

では、具体的にどうやって壁打ちを進めればいいのか。

まさに今、この記事が立ち上がったリアルな舞台裏をお見せします。

ステップ①:悩みをそのまま愚痴のようにぶつける

最初は「GoogleカレンダーやMeetの便利な使い方の記事でも書こうか」と考えていました。

しかし、そんなマニュアル記事はネットに溢れています。

そこで私はAIに「ネットに記事が溢れているテーマなんだけど、中小企業の経営者に本当に刺さる切り口ってなんだろう?」と、社内のブレスト感覚でそのまま悩みをぶつけました。

ステップ②:AIの提案から「ずらしの切り口」を見つける

私の悩みを受けたAIから「Meetで会議を録音して、それをAIで自動でブログ記事にする方法はどうですか? 忙しい経営者の時間を生み出せますよ」という提案が返ってきました。

このアイデアを見た瞬間、僕の中に閃きが生まれました。

「だったら、今まさにAIとこうして悩んで、ブレストしているやり取りそのものを記事にしたほうが、リアルで面白いじゃないか」と。

ステップ③:構成案をAIに出力させる


方向性が決まれば、あとは早いものです。

AIに「これまでの会話のプロセスをすべて詰め込んで、忙しい経営者がスマホで5分で読める構成案を作って」と指示しました。

その結果、僕が自分でキーボードを叩いて頭を悩ませることなく、わずか15分でこの記事の骨組みが完成したのです。

完璧な企画を思いついてからAIを開くのではなく、悩んでいるその瞬間にAIを開いて一緒に考える。

これが、企画のスピードを10倍にし、あなたの執筆時間をゼロにする最も確実な方法です。

4. よくある質問:「ChatGPTではダメですか?」に対する私の答え

AIの話をすると、経営者の方から「よく聞くChatGPTじゃダメなんですか?」という質問を必ずいただきます。

結論から言うと、すでに使いこなしているならChatGPTでも全く問題ありません。

ただ、もしあなたが「ITがあまり得意ではない」と感じているなら、僕は圧倒的にGoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」をおすすめします。

理由はとてもシンプルで、皆さんが普段仕事で使っているGoogle Workspace(カレンダー、Meet、ドキュメントなど)と繋がっているからです。

さらに言えば、Google検索とリアルタイムに連携しているため「情報の鮮度が非常に高いことも見逃せません。

古いデータに頼らず、最新の市場動向やニュースを瞬時に反映した正確な回答が得られるため、経営判断の裏付けとしても非常に信頼できます。

しかも、普段使っているGoogleの画面のすぐ隣に、優秀なAIが最初から設置されている状態。

このツールのつなぎ目の無さが、リソースの限られた中小企業が最速で成果を出すための大きなアドバンテージになります。

わざわざ別のアプリを開く一手間をなくし、日常の業務フローの中に自然にAIを溶け込ませることが大切です。

まとめ|まずは1行、あなたのモヤっとをAIにぶつけることから

今回ご紹介したように、自分の頭の中にあるモヤモヤを、そのままAIにぶつけてみると、企画のスピードは劇的に上がり、あなたの貴重な時間は何時間も浮くようになります。

ブログやnote、SNSなどに取り組まれている方、取り組みたいけどまだできていない方、ぜひ突破口としてお試しください。

あなたのビジネスを加速させる次のブレイクスルーは、その壁打ちから動き出します。


💡 ちょっとした疑問や壁打ちに

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