Writer
やまうち しょうご
株式会社デジタルフォワード代表取締役/DXコンサルタント。旅行代理店からIT業界へ転身。Booking.com(外資IT)、アクセンチュア(外資コンサル)、CYDAS(日系IT)、フリーランスPMでの実務経験を経て株式会社デジタルフォワードを設立。業務改善・ツール導入・自動化支援を展開。伴走型コンサルとして中小企業を支援。英日バイリンガルでの対応も可能で、研修講師や戦略立案支援も行う。沖縄県在住。
AIって言葉をよく聞くけれど、正直よくわからないしなんだか怖い…
うちのようなアナログな現場に、AIなんて関係ないのでは?
そのうち、自分の仕事もAIに奪われてしまうんだろうか…
40代、50代の経営者の方とお話ししていると、こうした不安の声をよく耳にします。
こんにちは。
デジタルフォワードの山内です。
テレビやネットでは、AIが仕事を奪うとか、DXをしない会社は生き残れないといった刺激的な言葉が並び、焦りを感じている方も多いかもしれません。
しかし、結論からお伝えします。
ITが苦手な経営者ほど、実はAI時代に強い武器を持っています。
大事なのは、AIを正体不明の怪物として恐れるのではなく、ビジネスを前に進めるための、ただの便利な道具として正しく理解することです。
今回は、アクセンチュアなどの第一線で巨大なITプロジェクトを見てきた私の経験を交えながら、ITが苦手な経営者が、どうすればAIを味方につけて利益を伸ばしていけるのか?
その“正しい付き合い方”を分かりやすくお話しします。
ビジネス現場におけるAIの正体とは、一体どんなものなのでしょう?
わかりやすく解説していきます。
私たちが「怖い」と感じる最大の理由は、その中身が見えないからです。
例えば、暗い夜道を歩いていて、向こうから正体不明の大きな影が近づいてきたら誰だって怖いですよね。
でも、パッとライトを当てて、それがただの大きな荷物を運んでいる台車だと分かれば、スッと安心するはずです。
ビジネスにおけるAIも同じです。
AIが得意なのは、大量のデータの中から、決まったパターンを見つけ出すことです。
過去の膨大な売上データから、来月の来客数を予測する
何千枚もの伝票をスキャンして、自動で数字を入力する
こうした力仕事や単純作業において、AIは人間よりも圧倒的に速くて正確です。
AIを導入すれば、ボタン一つですべての経営課題が解決する――
そんな魔法の杖を期待すると、必ず失敗します。
AIは、あくまで道具です。
例えば、どんなに高級で切れ味の鋭い包丁があったとしても、それを誰が、何の料理を作るために使うのかが決まっていなければ、宝の持ち腐れですよね。
「現場の事務作業を楽にしたい」
「お客様をお待たせする時間を短くしたい」
こうした明確な目的があって初めて、AIという道具は価値を発揮します。
ITの知識がなくても、「会社をこう良くしたい」という目的さえあれば、AIはあなたの心強い右腕になってくれるのです。
AIが人間の仕事を奪うという説について、私はそうは思っていません。
なぜなら、AIには決定的に欠けているものがあるからです。
それは、感情と責任です。
お客様が困っているときに、その背景にある「困りごと」に共感し、臨機応変に対応する。
あるいは、会社の未来を左右する重大な決断に対して、責任を持ってハンコを押す。
これらは、どれほど技術が進歩しても人間にしかできない領域です。
AIに単純作業を任せることで、経営者であるあなたは、もっと大切な人間力を発揮すべき仕事に集中できるようになります。

今でこそコンサルタントとしてDXを推進している私ですが、かつては世界最大級のコンサルティングファーム、アクセンチュアで大手通信キャリアのロボット開発プロジェクトにいました。
そこで私が目にしたのは、最新鋭のシステムではなく、意外にも、驚くほどアナログな人間関係でした。
世界一のコンサル会社なら、さぞかしスマートにシステムが動いているんでしょ?
そう思われるかもしれません。
しかし、現実は違いました。
どれほど優れた設計図があっても、現場の担当者同士が「なぜこれが必要なのか」を納得していなければ、プロジェクトは一歩も前に進みません。
時には深夜まで、相手の不安や不満を聞き出す。
結局、ITという機械を動かすのは、人間の熱量であり対話でしかない。
数百円規模の仕事を通じて私が学んだ最大の教訓は、技術よりも、人の方がずっと大事だということでした。
ITの専門家は、よく「効率化のためにこのシステムを入れるべきだ」という正論を振りかざします。
でも、現場で働く方々からすれば、今のやり方で回っているのに、余計な手間を増やさないでくれ!というのが本音ではないでしょうか。
私も過去、正論だけで押し通そうとして、現場の猛反発に遭ったことがあります。
どれほど正しいシステムでも、使う人が使いたいと思わなければ、それはただの高額なゴミになってしまいます。
中小企業のDXも同じです。
社長の想いと、現場のスタッフの不安。
その両方に寄り添い、感情のズレを埋めることこそが、私のコンサルの原点になっています。
私はコンサルタントであると同時に、専門学校でJavaを一から学んだエンジニアでもあります。
自分でコードを書いた経験があるからこそ、断言できることがあります。
それは、システムはあくまで脇役であるということです。
立派なシステムを組むこと自体は、お金をかければ誰にでもできます。
しかし、そのシステムを使って、社員が楽になれるか?お客様に喜ばれるか?というストーリーを描けるのは、会社のことを一番よく知っている経営者、あなただけなのです。

AIが普及すればするほど、実は人間にしかできないことの価値が相対的に上がっていきます。
特に、長年現場で汗をかき、会社を支えてきた中小企業経営者の皆様が持つ人間力は、AIには決して真似できない最強の武器になります。

私が多くのプロジェクトを見てきて確信しているのは、DXの成否は、使うツールの良し悪しではなく、経営者の意志で決まるということです。
ITの知識は後からでも補えます。
しかし、
「この無駄な作業をなくして、社員がもっとお客様と向き合える時間を増やしたい」
「5年後にはこの地域で一番のサービスを提供したい」
という情熱やビジョンは、経営者にしか持てません。
アクセンチュア時代、どんなに高度なシステムを導入する際も、成功するプロジェクトには必ず「これを実現するんだ」という強い意志を持ったリーダーがいました。
逆に、意志が曖昧なままツールだけを入れた現場は、例外なく混乱していました。
AIは過去のデータから確率的に正しい答えを出すのは得意です。
しかし、会社の未来を左右する局面で「最後はこれでいく!」と腹を括ることはできません。
また、AIには痛みも喜びもわかりません。
新しいやり方に戸惑うベテラン社員の背中を叩くこと
お客様の小さなお困りごとに気づき、マニュアル外のサービスを提案すること
こうした相手の心に寄り添うことは、経営者の皆様が最も得意とする領域ではないでしょうか。
AIに単純な数字の管理を任せることで、あなたはこうした血の通った経営に、より多くの時間を使えるようになるのです。
ITが苦手な経営者の方が、デジタルを味方につけるために必要なマインドセットは、たった一つです。
それは、自分はITを熟知する必要はない。ITの“使い手”になればいいと決めることです。
車を運転するために、エンジンの仕組みを隅々まで理解している必要はありませんよね?
行き先を決めて、ハンドルを握り、アクセルを踏めばいい。
それと同じです。
ITやAIというエンジンの部分は、私たちのようなプロに任せてください。
あなたは、どこへ行きたいか、行き先を決めることに集中してください。
それが、AI時代に勝ち残るための最も賢い戦略です。

DXを始めるには、何百〜何千万円もするシステムを導入しなければならないのでは?
もしそう思われているなら、一度その考えを脇に置いてください。
実は、多くの中小企業にとって、最初から最新のAIソフトや高価なツールは必要ありません。
むしろ、背伸びをして導入した高度なツールが、現場を混乱させ、無駄なコストを生んでいるケースを私は数多く見てきました。
多くの会社ですでに導入されている「Excel」や、普段お使いの「Gmail」「Google Workspace」。
実は、これらを組み合わせるだけで、業務の半分以上が効率化できることも珍しくありません。
複雑な計算を自動化する
情報をクラウドで共有して、外出先から確認できるようにする
定型的なメール連絡を自動化する
こうした「今あるもの」の活用こそが、最も低リスクで、かつ現場が受け入れやすいDXの第一歩です。
私は、無理に新しいソフトを売ることはせず、まずは御社の手元にある道具を最大限に活かす方法を一緒に考えます。
「Excelでは限界がある。でも、大手メーカーのシステムは高すぎるし、機能が多すぎて使いにくい…」 そんなお悩みを解決するのが、私たちが提案する第三の選択肢です。
それが、必要な機能だけに絞った「小さなアプリ」の開発です。
私たちの開発プラン「Katachi -カタチ- 」では、従来のシステム開発の約1/5の予算で、御社の現場に100%フィットするアプリを作成します。

現場でスマホから入力できる「日報アプリ」
誰がどこにいるか一目でわかる「案件管理ツール」
こうした身の丈に合った仕組みなら、導入費用を抑えられるだけでなく、ランニングコストをかけずに運用し続けることも可能です。
ITの世界は進化が速く、次から次へと新しいカタカナ用語が出てきます。
しかし、経営者の皆様にとって大切なのは、技術の最先端を追うことではありません。
昨日まで1時間かかっていた作業が、今日から10分で終わるようになった
社員の顔色が良くなり、本業のサービスに集中できるようになった
この、現場が楽になるという実感こそが、DXの本当の価値です。
最新のAIを導入することを目的にせず、まずは目の前の不便を一つずつ消していく。その積み重ねが、結果として強い会社を作っていくのです。
AI時代の波に乗り遅れないために、経営者がエンジニアになる必要はありません。
あなたが行うべきは、自社の未来を描き、それを形にするための信頼できるパートナーを見つけることです。
多くのIT会社は、契約が終われば「あとはマニュアルを見てください」と去っていきます。
しかし、ITが苦手な方にとって、本当に大変なのは導入した後ではないでしょうか。
私たちの伴走プラン「Henkac - ヘンカク -」は、単なるアドバイスで終わりません。
御社の"社外IT部長"として、現場の悩みを聞き、ベンダーとの難しい交渉を代行し、時には社員様へのレクチャーも行います。

私がアクセンチュアやBooking.comのような巨大な組織から離れ、中小企業に特化した支援を始めたのは、本当にITを必要としている人に、正しく技術を届けたいという想いがあるからです。
特定のソフトを売ることが目的ではないからこそ、御社にとって本当に利益が出る提案ができるのです。
「こんな初歩的なことを聞いてもいいのかな?」 そう思って、相談を躊躇してしまう経営者様は少なくありません。
しかし、私の前ではぜひ「ITのことはサッパリわからん!」と胸を張って仰ってください。
専門用語をビジネスの言葉に翻訳し、経営課題をデジタルでどう解決するかを考えるのが、私の仕事です。
「わからない」を放置せず、一緒に整理していく。
その過程で、今まで見えていなかった業務の無駄が削ぎ落とされ、会社は確実に「ヘンカク」していきます。
DXだ、AIだと焦る必要はありません。
まずは、今抱えている「なんとなく不便だな」「もっとこうなればいいのに」というモヤモヤを、そのまま私にぶつけてみてください。
デジタルフォワードでは、30分無料オンライン相談を随時実施しています。
流行りのツールを入れるべきか迷っている
現場のデジタル化、何から手をつけていいか分からない
今あるExcelをもう少し便利にしたい
どんな些細なことでも構いません。
30分後には、「AIって怖くないんだ」「これなら自社でもできそうだ」と、視界がパッと明るくなっているはずです。
ITを道具にして、ビジネスを前に進める。
その第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
[ 30分無料オンライン相談を予約する ]
伴走プランは月額8万円〜。まずは無料相談で相性をお確かめください。