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たましろ としき
株式会社デジタルフォワード技術支援部部長。情報系の大学でPCアーキテクチャ・Linuxサーバー運用・プログラミング等の多様な技術を習得。卒業後はオフィス系ソフトウェアの顧客サポートや社内ITサポート業務を担当。その後はネットワークエンジニアに転身し、Ciscoスイッチ・ファイアウォールの運用・ネットワークトラブル対応などに従事。その傍ら、自動化による業務効率化・ミス抑止などに取り組み、チーム全体の業務実績向上に取り組んだ。
こんにちは。株式会社デジタルフォワードの玉城です。
「新しいWebサイトを作るぞ!」「新商品を開発するぞ!」 中小企業の皆さん、日々の業務でこんな風に「プロジェクト」を立ち上げる機会は多いと思います。しかし、その進め方はどうでしょうか?
「とりあえずみんなで頑張ろう!」
「担当は〇〇さんで、あとはなんとなく…」
「気づいたら、締切直前になって焦ってる!」
こんな風に「なんとなく」でプロジェクトを進めてしまい、後で大変な思いをした経験はありませんか? 規模が小さいからこそ、こうした進め方が大きなムダやリスクに繋がることがあります。
この記事では、この「なんとなく」から卒業し、プロジェクトを成功に導くための「プロジェクトマネジメント」の基本的な考え方について、難しい専門用語は使わずに分かりやすく解説していきます。これを読めば、もうプロジェクトは怖くありませんよ!
この記事で分かること
「プロジェクトマネジメント」と聞くと、なんだか大企業向けの堅苦しい言葉に聞こえるかもしれません。しかし、これは決して特別なことではなく、「プロジェクトを成功させるために、計画を立てて、実行して、管理すること」を指します。
中小企業でこの「プロジェクトマネジメント」が欠けていると、以下のような危険信号が現れがちです。
危険信号1:ゴールが曖昧で、チームがバラバラに動く
問題点: 「いい感じのWebサイト」や「売れる新商品」といった抽象的なゴールだと、人によって解釈が異なり、チームメンバーのベクトルが揃いません。結果、後から「思っていたのと違う!」という手戻りが発生します。
危険信号2:進捗が不透明で、問題の発見が遅れる
問題点: 各担当者が個別に作業を進めるため、全体の進捗状況が見えず、締切直前になって「間に合わない!」と慌てることがあります。
危険信号3:責任範囲が曖昧で、タスクが放置される
問題点: 「これ、誰がやるんだっけ?」というタスクが発生し、誰も担当しないまま放置されてしまうことがあります。
プロジェクトマネジメントは、これらの「なんとなく」が引き起こす問題を未然に防ぎ、チームを一つにまとめ、プロジェクトを確実にゴールへと導くための地図のようなものです。
プロジェクトを成功に導くには、主に以下の3つの要素が重要だと言われています。
1. 範囲(スコープ):何をやるか、何を「やらないか」を決める
定義: プロジェクトで達成すべきゴール(成果物)と、そのために必要な作業範囲を明確にすること。
実践法:
ゴールを具体化: 「Webサイトを作る」なら、「EC機能付きのWebサイトを〇〇万円の予算で、△△ヶ月以内に公開する」のように具体化します。
やらないことを決める: 「今回はブログ機能は実装しない」「デザインは既存テンプレートを使用する」など、やらないことを明確に決めることで、無駄な作業を防ぎ、範囲が膨らむのを防ぎます。
2. 時間(スケジュール):いつまでに、何をやるかを決める
定義: プロジェクトの開始から完了までの期間と、各タスクの締切日を定めること。
実践法:
タスクの分解: 大きなタスクを、細かく具体的な作業に分解します。「Webサイトを作る」なら、「要件定義」「デザイン作成」「コーディング」「テスト」といったタスクに分解します。
締切の設定: 各タスクに担当者と具体的な締切を設定します。これにより、プロジェクト全体の進捗状況が見える化されます。
3. 予算(コスト):いくらかけるかを決める
定義: プロジェクトにかかる費用を事前に見積もり、管理すること。
実践法:
費用の洗い出し: 人件費、外注費、ツール利用料など、発生する可能性のある費用を全てリストアップし、予算を策定します。
予備費の確保: 予期せぬトラブルに備え、予算の一部を予備費として確保しておきましょう。
これらの3つの要素を事前にしっかりと定めることで、プロジェクトはスムーズに進み、成功確率が格段に上がります。
「でも、どうやって始めればいいの?」という方のために、いますぐできる具体的な実践法をご紹介します。
1. タスクリストを「見える化」する
実践: ホワイトボードや付箋、あるいはExcelでも構いません。プロジェクトのタスクを全て書き出し、担当者と締切日を明記します。
効果: これだけでも、チーム全員が「何をすべきか」を共有でき、ムダや漏れが減ります。
2. プロジェクト管理ツールを導入する
実践: タスク管理や進捗管理に特化したITツールを導入します。
効果: タスクの自動通知機能や、ガントチャート、カンバン方式といった機能で、プロジェクトの「見える化」をさらに強化できます。
補足: プロジェクト管理ツールの具体的な選び方については、以前のコラム『チームの生産性爆上げ!おすすめプロジェクト管理ツール徹底比較』でも詳しく解説していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
3. 定期的な「進捗確認」の場を設ける
実践: 毎日朝会で5分、週に一度30分など、進捗を確認する時間を設けましょう。
効果: 進捗の遅れや、発生した問題、チームメンバーの困りごとを早期に発見し、迅速に対応できます。
今回は、「そもそもプロジェクトマネジメントとは何か?」という基礎的な部分を、中小企業の現場目線で解説しました。
プロジェクトマネジメントは、単なる管理手法ではありません。
プロジェクトの「成功」を確実にするための地図
チームの「連携」と「モチベーション」を高めるツール
会社の「成長」を加速させるための羅針盤
です。
「プロジェクト管理って何から始めればいいか分からない」「なんとなくの進め方から卒業したい」
そんなお悩みがあれば、ぜひ私たち株式会社デジタルフォワードにご相談ください。お客様に寄り添い、プロジェクトマネジメントの基礎から、最適なツールの選定、そして運用定着まで、「伴走型」で徹底的にサポートさせていただきます。
「なんとなく」から卒業し、プロジェクトを確実に成功させることで、御社の成長を加速させていきませんか?