2026/2/13

その会議、時給換算で「1回10万円」の価値はありますか?「とりあえず定例会」が会社を貧乏にする

Writer

やまうち しょうご

株式会社デジタルフォワード代表取締役/DXコンサルタント。旅行代理店からIT業界へ転身。Booking.com(外資IT)、アクセンチュア(外資コンサル)、CYDAS(日系IT)、フリーランスPMでの実務経験を経て株式会社デジタルフォワードを設立。業務改善・ツール導入・自動化支援を展開。伴走型コンサルとして中小企業を支援。英日バイリンガルでの対応も可能で、研修講師や戦略立案支援も行う。沖縄県在住。

こんにちは。株式会社デジタルフォワードの山内です。

「時間泥棒」シリーズ第2回。 今回の容疑者は、あなたの会社のスケジュール帳を埋め尽くしている「会議」です。

以前のブログ記事(「とりあえず会議」を撲滅せよ!チャットとツールで実現する、スマートな情報共有術)では、チャットツールを使った「情報共有のやり方」についてお話ししました。

「ツールは入れたけど、結局会議が減らない…」

そんな悩みをお持ちの経営者様へ。

今回は、ツールの話ではなく、もっとシビアな「お金(コスト)」の話をします。

その定例会議、いくらかかっているか計算したことはありますか?

今日は、経営者が直視すべき「会議の値段」と、今すぐやめるべき「貧乏会議」の特徴についてお話しします。

この記事で分かること


1. 会議のレシートが見えますか?

例えば、部長(時給4,000円)、課長(3,000円)、社員3名(2,000円×3)の計5人で、1時間の定例会議をしたとします。

4,000 + 3,000 + 6,000 = 13,000円。

これが、この会議の「原価」です。

もし、この会議が「何も決まらず、ただの報告で終わった」としたらどうでしょう。

会社は13,000円をドブに捨てたのと同じです。

さらに、その1時間は全員の作業が止まっています(機会損失)。

「とりあえず集まろう」

というのは、「とりあえず会社の金庫から1万円抜いて燃やそう」

と言っているのと同じくらい、経営的には罪深いことなのです。


2. 一番の無駄は「報告会」

では、どんな会議を削るべきか。

真っ先にやめるべきは、「情報の共有(報告)」だけを目的にした会議です。

  • 「A現場、今週はここまで進みました」

  • 「B案件、見積もり提出しました」

  • 「へー、了解。次はCさんどうぞ」

この時間、CさんはAさんの話を聞いているだけで、何も付加価値を生んでいません。

「報告」は、過去の話です。

過去の話を聞くために、貴重な全員の時間を拘束する必要はありません。

会議室に集まる(またはZoomを繋ぐ)のは、「未来の話(意思決定・相談)」をする時だけに限定すべきです。


3. 「読んでおいて」で済ませる勇気

「報告会」をなくすために必要なのは、ツール以前に「勇気」です。

「顔を合わせないと不安」という感情を捨てる勇気です。

  1. 事前にチャットで報告:

    「今週の進捗は以下の通りです(詳細は添付ファイル参照)」

    と、会議の前日までに流しておく。

  2. スタンプで確認:

    リーダーや他のメンバーは、空き時間にそれを読んで「了解(スタンプ)」を押す。

  3. 会議は「相談」だけ:

    どうしても集まる必要があるなら、「A現場でトラブルがあり、判断に困っています。知恵を貸してください」という相談事項がある時だけ開催する。

これだけで、会議の時間は半分以下になります。

「えっ、今週の定例会、集まらなくていいの?」

と社員が喜び、その分、本来の業務(営業や現場管理)が進むようになります。


まとめ:会議のダイエットを始めよう

「会議が多い会社」は、実は「コミュニケーション不足の会社」の裏返しです。

普段からテキストでの情報共有ができていないから、わざわざ時間を取らないと不安になるのです。

「報告はチャット、決断は会議」

このルールを徹底するだけで、会社のスリム化(コスト削減)は劇的に進みます。

「まずはどの会議から削ればいい?」

「チャットで報告させるためのテンプレートが欲しい」

そんなご相談も、お気軽にどうぞ。

あなたの会社の「時給」を、もっと有効なことに使いましょう。

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