2026/5/24

「知る人ぞ知る」は危険な自己満足?現場主義の私たちが、PR TIMESに出た理由と"低コストDX"の本質

Writer

やまうち しょうご

株式会社デジタルフォワード代表取締役/DXコンサルタント。旅行代理店からIT業界へ転身。Booking.com(外資IT)、アクセンチュア(外資コンサル)、CYDAS(日系IT)、フリーランスPMでの実務経験を経て株式会社デジタルフォワードを設立。業務改善・ツール導入・自動化支援を展開。伴走型コンサルとして中小企業を支援。英日バイリンガルでの対応も可能で、研修講師や戦略立案支援も行う。沖縄県在住。

こんにちは、デジタルフォワードの山内です。

いつもこのブログでは、
「紙の日報をスマホの入力に変えるだけ」
「誰も使いこなせないような難しいシステムはいらない」

といった、現場主義的な足元からの業務改善のお話をしています。

そんな弊社ですが、5月19日、少しだけ「よそ行き」の顔をして、全国向けのプレスリリース配信サービス『PR TIMES』にニュースを出しました。

内容は、「ITが苦手な中小企業向けのスポット型アプリ開発プラン『Katachi -カタチ-』の本格提供開始」というお知らせです。

日頃からこのブログを読んでくださっている方の中には、「山内さん、いつも『足元の小さな改善が大事だ』と言っているのに、なんで急に全国ネットの華やかな場所に出たの?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。


実はそこには、IT化に悩む40代・50代の社長様たちにどうしても伝えたかった、私なりの裏テーマがあります。

今回は、少しだけその舞台裏のお話をさせてください。

1. なぜ、足元の改善が第一と語る私たちが、全国ニュースに出たのか?


私たちが普段お相手にしているのは、現場で汗を流し、会社と社員の未来を真剣に考えている中小企業の社長様たちです。

「今あるExcelの工夫だけで、もっとラクになりますよ」と、現場のITアレルギーのある方でも明日からすぐ使える仕組みをご提案するのが私たちの日常です。

それなのに、なぜわざわざ身の丈に合わないかもしれない大きなステージに立ち、ニュース配信を行ったのでしょうか。

1-1. 「IT=立派なシステム」という誤解を解くための拡声器


結論から言うと、IT化とは、何百万円もかけて立派なシステムを組むことであるという世の中の強烈な誤解を解きたかったからです。

ITに疎い社長様が、「うちもそろそろ効率化しないと…」と一念発起してシステム会社に相談に行くと、どうなるか。

大抵の場合、「あれもできます、これもできます」と色々な機能を追加され、気づけば数百万円の見積もりがポンと出てきます。

そして、「やっぱりITはお金がかかるし、なんだか怖い」と諦めてしまう。

私はこれまで、そんな悲しい現実を何度も目の当たりにしてきました。

私たちは、その常識を壊したかったのです。

目の前のお客様の、二度手間で困っているというお悩みは一つずつ解決できていますが、それだけでは、ITへの苦手意識で身動きが取れなくなっている全国の経営者様には声が届きません。

だからこそ、私たち自身が拡声器を持ち、立派なシステムなんていらない、現場が混乱しないことが一番のDXだと、全国に向けて大きな声で叫ぶ必要があったのです。

全国向けのプレスリリース配信サービス『PR TIMES』にニュースを出しました。

2.  腕は確かだから、知る人ぞ知るでいいのか?


地方で頑張る中小企業の社長様とお話ししていると、本当によく耳にする言葉があります。

「うちは宣伝なんてしなくても、腕は確かだから」
「知る人ぞ知る、でいいんだよ」

職人肌で、現場を愛する社長様ほど、こうおっしゃいます。

その心意気は本当にかっこいいですし、私自身も深く共感します。

2-1. 発信しないことは、新しいお客様との出会いを放棄すること

しかし、あえて言わせていただきます。

情報が爆発している今の時代において、発信しないことは存在しないことと同じです。

「知る人ぞ知る」という言葉は、裏を返せば、新しいお客様に出会う努力を放棄しているという自己満足に陥っている危険性があります。

私たちデジタルフォワードも、これまでは目の前のお客様の「困った」を一つずつ解決してきました。

でも、それだけでは、ITへの苦手意識で身動きが取れなくなっている全国の経営者様には声が届きません。

だからこそ、自ら拡声器を持って叫ぶ必要があったのです。

2-2. 私たち自身が「小さな会社だから」という言い訳を捨てた


正直にお話しすると、「PR TIMESなんて、上場企業や東京のイケイケなベンチャーが出すものでしょ?」と、数ヶ月前の私は心のどこかで思っていました。

でも、それはただのやらない言い訳だったのです。

今回、実際にプレスリリースという形で自社の強みを凝縮し、世の中に問うてみて分かったことがあります。

それは、自分たちの価値を一番低く見積もっていたのは、他ならぬ自分自身だったということです。

発信することで、「あ、うちの会社のこの技術、実はすごいことだったんだ」「このサービス、もっと多くの人を助けられるかもしれない」と、新しく見えてくる景色があります。

実はこれ、社内のIT化、DXにも全く同じことが言えるのです。

「うちの社員はIT音痴だから」
「こんな小さな現場にデジタルなんて似合わない」

そうやって、御社の可能性に自ら蓋をしているのは、社長ご自身ではないでしょうか。

3. 数百万の投資は不要!「IT=高くて怖い」の呪縛を解く仕組み

今回PR TIMESで発表した新サービス『Katachi -カタチ-』。

このサービスを通じて私が日本中の社長様に一番伝えたかったのは、IT化(DX)とは、何百万円もかけて立派なシステムを組むことではないという事実です。

ITに疎い社長様がシステム会社に相談に行くと、大抵は「あれもできます、これもどうですか」とオーバースペックな機能を追加され、気づけば数百万円の見積もりが出てきます。

そして、やっぱりITは高くて怖いものだと諦めてしまう。

私たちは、そんな業界の当たり前を壊したかったのです。

3-1. 今のExcelのまま、スマホで一発完結させる

『Katachi -カタチ-』は、新しく難解なシステムを導入するサービスではありません。

御社が普段から使い慣れているExcelや、Googleの仕組みを、そのまま裏側で活かします。

例えば、現場の社員が紙で書いた日報を、夕方に事務員さんがExcelへ手打ちしているという二度手間があるとします。

この場合、新しく高機能な「日報管理サービス(月額制)」を契約する必要はありません。

裏側の集計用Excelは今のまま残し、現場の人たちがスマホからポチッと入力できる小さなアプリだけを作るのです。

Excelで十分回っているなら、Excelのままでいい。

システム会社としては異端な発言かもしれませんが、現場が混乱しないことが一番の改善だと私たちは信じています。

3-2. 予算1/5・月額費用ゼロで"現場の面倒くさい"をなくす

現場が本当に必要な機能だけをピンポイントでアプリ化するため、『Katachi -カタチ-』は従来の1/5の予算で開発が可能です。

今あるExcelなどの仕組みをそのまま土台として使うので、新しく月々のランニングコストも低価格に抑えることができます。

IT化の本当の目的は、機能がたくさんついたシステムを入れることではなく、現場の面倒くさい、二度手間!という悲鳴をなくすことです。

莫大な予算をかけずとも、現場の”ちょっとした面倒”を一つ解決するだけで、驚くほど会社はスムーズに回り始めます。

これこそが、私たちが考える、低コストDXの正体です。

4. うちの社員はIT音痴だから…と、会社の可能性に蓋をしていませんか?

高いシステムは不要ですとお伝えしても、次に社長様からよく返ってくるのが「でも、うちの社員はおじちゃん・おばちゃんばかりでIT音痴だから、結局使いこなせないよ」という言葉です。

これまで手書きや口頭で回っていた現場に、急にデジタルを持ち込むのは勇気がいります。


しかし、社員がIT音痴だからとか、小さな現場にデジタルは似合わないからと、そうやって御社の可能性に自ら蓋をしているのは、他ならぬ社長ご自身ではないでしょうか。

4-1. ”低コストDX”の本質は、システムを入れることではなく、人を繋ぐこと


ここで少しだけ、私の過去のお話をさせてください。

私は元々ITとは無縁で、勉強嫌いのまま大学を卒業し、旅行代理店からキャリアをスタートしました。

その後、外資系企業Booking.comでテクノロジーの力に魅了され、会社を辞めて専門学校やフィリピンへの留学を経て、ITの世界に飛び込みました。

その後、フィリピンで多国籍なエンジニアチームをまとめたアクセンチュアのプロジェクトや、国内で大手証券会社(SBI証券様)との複雑なデータ連携を担当した際、私はただパソコンに向かうのではなく、顧客、開発、営業など、立場の違う様々なチームを巻き込みながらプロジェクトを進めてきました。

言葉も文化も違うメンバーや、利害の異なる部署をまとめる経験の中で、私には一つの確信が生まれました。

それは、デジタル化(DX)の本質とは、システムを入れることではなく、人と人を繋げてビジネスを前に進めることだという事実です。

会社を良くするためのIT化に必要なのは、プログラミングの知識や、SaaSやクラウドといった横文字の専門用語ではありません。

現場のあの人が残業続きで大変そうだから、なんとかしてあげたい

この二度手間をなくせば、もっとスムーズに連携できるのに

という、現場への気づきと思いやり、そして人と人を繋ぐコミュニケーション力こそが一番の武器になります。

だから、IT音痴だからと諦めないでください。

現場を良くしたいという社長様の思いと小さな勇気さえあれば、特別な才能がなくても、会社は必ず変わることができるのです。

まとめ:新しい働き方は、社長の小さな勇気から始まる

私たちが今回、あえて身の丈に合わないかもしれない『PR TIMES』という大きなステージに立って発信を行ったのは、単なる自社の宣伝のためではありません。

「うちのような小さな会社なんて……」「社員がIT音痴だから……」と、やらない言い訳を探して可能性に蓋をしてしまうのはもったいない。

小さな会社であっても、勇気を出して一歩を踏み出せば、確かな価値を世の中に届けられるし、会社は変えられるということを、まずは私たち自身が行動で証明したかったのです。

もし今、この記事を読んで「うちの会社も、少しだけ変わってみようかな」と心が動いたなら、その直感を無視しないでください。

私たちが勇気を出して発信した、魂のプレスリリース


私たちが、ITは高くて怖いという常識を壊すために、想いをギュッと凝縮して世の中に問いかけたプレスリリースです。

現場のIT苦手な方たちを置き去りにしない仕組みとはどういうものか、ぜひ一度、その目で覗いてみてください。

→【PR TIMESの実際の記事はこちら】
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「O!Product」様に取り上げていただきました


勇気をだしてプレスリリースした結果…

日本最大級の企業向けAI・ITツール比較サイト「O!Product(オープロダクト)」に弊社サービスが掲載されました。
掲載記事:https://oproduct.jp/articles/4248600

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