Writer
たましろ としき
株式会社デジタルフォワード技術支援部部長。情報系の大学でPCアーキテクチャ・Linuxサーバー運用・プログラミング等の多様な技術を習得。卒業後はオフィス系ソフトウェアの顧客サポートや社内ITサポート業務を担当。その後はネットワークエンジニアに転身し、Ciscoスイッチ・ファイアウォールの運用・ネットワークトラブル対応などに従事。その傍ら、自動化による業務効率化・ミス抑止などに取り組み、チーム全体の業務実績向上に取り組んだ。
こんにちは。株式会社デジタルフォワードの玉城です。
「会社のDXは進んでいるけど、自分のスキルは昔のまま…」 「5年後、10年後も、自分は今の会社で必要とされ続けるだろうか…」
会社の将来を思うのと同じくらい、自分自身のキャリアについて、ふと漠然とした不安を感じることはありませんか? もしそうなら、会社の「DX」という大きな波を、他人事ではなく、あなた自身の未来を切り拓く絶好の「機会」として捉え直してみませんか。
この記事で分かること
リスキリング、つまり「学び直し」は、もはや意識の高い一部の人のものではありません。特に、変化のスピードが速い中小企業で働く私たちにとって、それはキャリアを守り、豊かにするための必須科目になりつつあります。
① 会社の変化に、自分のスキルが“置いていかれている”という現実
会社が新しいクラウドツールや業務アプリを導入した時、「よく分からないから、若い人に任せよう」と少し引いてしまっていませんか?変化を避けていると、気づけば社内で自分だけが取り残され、活躍の場が狭まってしまう可能性があります。
② 個人の「市場価値」が問われる時代
終身雇用が当たり前ではなくなった今、私たちの価値は「今の会社で何ができるか」だけでなく、「会社の看板がなくても通用するスキルがあるか」で測られます。特に業種を問わず求められるデジタルスキルは、あなたの市場価値を最も高めてくれる強力な武器になります。
③ 実は、中小企業こそリスキリングの“チャンス”の宝庫
「うちみたいな中小企業で学んでも…」なんてことはありません。むしろ逆です。役割が固定化された大企業と違い、中小企業は「昨日学んだスキルを、今日の業務改善にすぐ活かせる」という最高の環境です。小さな成功体験を積み重ねやすいのは、大きな強みと言えるでしょう。
「学ぶといっても、何から始めれば…」と感じるかもしれません。大丈夫です。プログラミングのような専門知識は不要です。まずは、小さな一歩、「プチ・リスキリング」から始めてみましょう。
ステップ①:まず、自分の仕事を「分解」してみる
毎日8時間の業務の中で、あなたが「頭を使わず、ただ手を動かしているだけ」の時間はどれくらいありますか?例えば、Excelへのデータ転記、定型文のメール作成など。その「繰り返し作業」こそが、デジタルスキルで効率化できる最初のターゲットです。
ステップ②:無料の学習サイトを“つまみ食い”してみる
今は、国や大学が提供する質の高い無料の学習サイトがたくさんあります。例えば、社会人の学びを支援するポータルサイト「マナパス」や、日本の主要大学の講義が無料で受けられる「JMOOC」など。完璧に修了しようと気負わず、まずは興味のある講座をYouTube感覚で覗いてみるのがおすすめです。
ステップ③:学んだことを、職場の“お節介”として試してみる
学んだスキルは、ぜひ職場で試してみましょう。「このデータ集計、Excelのこの機能を使ったら一瞬で終わりました!」と、小さな改善案として共有してみるのです。その“お節介”が、あなたの評価を高め、次の学びへの意欲をさらに引き出してくれます。
個人の学びを、国や県も後押ししています。知らないと損をする、お得な支援制度の一部をご紹介します。
国の制度:教育訓練給付制度
厚生労働大臣が指定する講座を受講し、修了した場合、受講費用の一部がハローワークから支給される制度です。デジタルスキルに関する講座も多数対象となっています。
沖縄県の制度:企業研修・リスキリング実践支援事業
沖縄県が独自に行っている、県内企業の従業員のスキルアップを支援する事業です。会社経由での申請が基本となりますが、このような地域の支援策があることを知っておくだけでも、会社に提案しやすくなるはずです。
リスキリングとは、今の自分を否定することではありません。今のあなたの経験や知識に、新しいデジタルの武器を掛け合わせることで、自分をアップデートし、仕事をもっと楽しく、価値あるものにしていく活動です。
自ら学び、変化に適応しようとするあなたの一歩は、あなた自身の未来だけでなく、会社の未来をも変える大きな力になります。まずは今日の帰り道、どんな無料講座があるか、スマホで検索してみることから始めてみませんか?
【参考資料】
【あわせて読みたい関連記事】