Writer
やまうち しょうご
株式会社デジタルフォワード代表取締役/DXコンサルタント。旅行代理店からIT業界へ転身。Booking.com(外資IT)、アクセンチュア(外資コンサル)、CYDAS(日系IT)、フリーランスPMでの実務経験を経て株式会社デジタルフォワードを設立。業務改善・ツール導入・自動化支援を展開。伴走型コンサルとして中小企業を支援。英日バイリンガルでの対応も可能で、研修講師や戦略立案支援も行う。沖縄県在住。
こんにちは。株式会社デジタルフォワードの山内です。
採用シリーズ第3回です。
今日は、多くの経営者が勘違いしている「福利厚生」について、少し耳の痛いお話をさせてください。
「社員のためにウォーターサーバーを入れた」
「リゾートホテルの会員権を買って、安く泊まれるようにした」
「社内イベントでBBQを企画した」
社員思いの素晴らしい取り組みです。
しかし、経営者の皆様。胸に手を当てて考えてみてください。
それで、若手の離職は止まりましたか?
答えがNOなら、彼らが求めている「働きやすさ」と、会社が提供している「恩恵」がズレている可能性があります。
今日は、デジタルネイティブ世代にとっての「本当の福利厚生」とは何か、についてお話しします。
この記事で分かること
今の20代〜30代は、プライベートではスマホ一つで買い物をし、友人と連絡を取り、動画を楽しんでいます。
「待つ」「探す」「書く」というストレスがない世界で生きています。
そんな彼らが、入社した会社でこんな光景を見たらどう思うでしょうか。
「注文書はFAXで送れ(送信エラーで再送)」
「過去の書類は、倉庫のダンボールから探せ(ホコリまみれで1時間)」
「社長への報告は、社長が帰ってくるまで待て(無駄な待機時間)」
ベテラン社員にとっては「仕事とはこういうものだ」という日常でも、彼らにとっては「意味の分からない苦行」です。
「この会社は、僕たちの時間を大切にしてくれていない」
そう感じた瞬間、彼らの心は会社から離れていきます。
どれだけ美味しいお茶が飲めるウォーターサーバーがあっても、です。
逆に、DX(デジタル化)が進んでいる会社は、なぜ人が辞めないのでしょうか。
それは、会社が「社員のストレスを取り除くことにお金をかけているから」です。
例えば、
チャットツールの導入:
「お疲れ様です」という堅苦しいメールや、電話の取り次ぎストレスから解放される。
クラウドでのファイル共有:
どこからでも資料が見られるので、「書類を取りに会社に戻る」という無駄な移動がなくなる。
勤怠アプリ:
月末に手書きで残業計算をする必要がなくなり、定時でサッと帰れる。
これらは単なる効率化ではありません。
「君たちに、無駄な苦労はさせないよ。本来の仕事に集中して、早く帰って休んでね」
という、会社からの「優しさ(メッセージ)」なのです。
採用の現場で若手に「どんな福利厚生がいい?」と聞くと、必ず上位に来るのは「特別な手当」や「豪華な施設」ではありません。
「有給が取りやすいこと」 「残業が少ないこと(定時で帰れること)」
これに尽きます。 どんなに豪華な保養所があっても、忙しくて行く暇がなければ意味がありません。
DXによって業務を圧縮し、 「うちは古い業界だけど、ITのおかげで18時には全員帰ってるよ」 と言える会社。
これこそが、現代における最強のブランディングであり、若手が「この会社にずっといたい」と思う最大の理由になります。
もし今、社員の定着率に悩んでいるなら。
「何か新しい手当を作ろうか」「休憩室を改装しようか」と考えているなら、一度立ち止まってください。
その予算で、
遅いパソコンを買い替える
使いにくい社内システムをスマホ対応にする
有料のチャットツールを導入する
こちらの投資をした方が、間違いなく社員満足度は上がります。
「働きやすさ」とは、「ストレスがないこと」です。
デジタルという武器を使って、社員の皆様から「面倒くさい」を取り除いてあげてください。
「ウチの社員が何にストレスを感じているか分からない」
「まずは何からデジタル化すれば喜ばれる?」
そんなご相談も、私たちデジタルフォワードにお任せください。
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